【ライブ】The Killers:18/09/12@武道館
もはやインディロック枠では無くなっていたロックバンド・The Killers(キラーズ)。ライブではなく、ショウという表現が相応しいパフォーマンスだった。
ステージから放出されるエネルギー量が凄かった。曲ごとに魅せ方をちゃーんと知ってるなぁという、さすが欧米のスタジアムバンド。
武道館!久しぶりに来た!北の丸に入るところの門からなんか特別感が。しかも夜はとてもいい雰囲気。ダフ屋のおっさんたくさん。
Twitterで検索すると、キラーズのツアーTのデザインはすべからく壊滅的なまでにおダサい、という事前情報だけを掴んでいざ物販へ。
公式のグッズカタログ。一際目をひくタイプC「ワンダフルワンダフル」は実物もなかなか破壊力満点でした。ボディが微妙にクリーム色というか茶色というか、とにかく微妙な感じ。
結果、自分の目で実物を確認した結果、たしかになかなかのおダサさであった。が、これを逃したら次はいつになる事やらと思い、えいやっ!と購入。
¥4,000也。
当日券販売に列ができてて、あぁ売れ残ってるって本当なんだなぁぁと思いながら会場の中へ。
さすが武道館、スタンド席でもステージ超近い!ただ隣の席との間隔が狭くて少し窮屈。2階指定席全部に暗幕。こんなの初めて見た(涙)チケット本当に売れなかったんだね。。
これはさすがに次来てくれないでしょ。。と思いきや、「前回のライブから5年も経っちゃった、次は5年以内にまた日本へ戻ってくるって約束するよ!」と、MCでブランドンさんがおっしゃいましたがどうなることやら。(多分リップサービス)今回大阪もキャンセルだし、Tシャツ終演後もたくさん余ってたし、おそらくは赤字興行。クリエイティブマン、プロモもっと頑張ってよ。観たいと思えるブッキングはしてくれてるのに、集客面の努力、全然クリエイティブじゃないマン。
肝心のライブ本編は、ファーストアルバム「ホット・ファス」から最新の「ワンダフルワンダフル」までのヒットパレード。しかもキラーズの今の音とアレンジであの曲やこの曲を披露してくれる贅沢なセットリストだった。今日初めて生で聴いて、キラーズ=グラマラス、っていう表現がすごくしっくりきた。曲ごとにクイーンぽかったり、T.Rex、ダフトパンクっぽかったりするんだけど、ただエレクトロ風味でキラキラしてるんじゃなくて、なんとも艶があるのだ。ガチムチのリズム隊が腹の底にずんどこ響くビートを刻んで、時に切なく時にエロいギターが乗っかって、その上に(前方に)ボーカルのブランドンが圧倒的な声のエネルギーを放出する。
なんかもう凄かった。
ブランドンはロックスターというよりもショーマン。抜群に歌が上手いショーマン。
紙吹雪と紙テープの量も凄かったが、白と赤だったから、多分日本イメージしてくれたのかなと推察。
ラストのHumanとMr.Brightsideで持ってかれた。
きっと他の国ならばもっと動員して当たり前のバンドなんだろうけど、日本のファンはお世辞抜きですごく熱かったと思う。今まで見た他バンドの来日公演よりもはるかにバンドに忠実というか、愛が溢れまくってるファンの数が段違いに多かったと思う。それは多くの曲でシンガロングが成立していて、その人数も桁違いに多かったし、(ブランドンの煽りも巧みだったけれど)、ちゃんとキラーズへ伝わったはず(だと思う)。それだけ日本のキラーズファンは今夜を待ちわびていたし、近い将来また来日して欲しい。サマソニのトリとかすごくいいと思うけどなぁぁ!
あ、明日のリアムさん、まだチケットあるそうですよ!