Good Times / Mando Diao (8th Album)
★★★★★ マンドゥのグッドタイムスは今だった模様。ロックンロール・リバイバル世代必聴の1枚。
2017年リリース、Mando Diao(以下マンドゥ)の8枚目のアルバム。ジャケットは相変わらずのご乱心路線ですが、過去2枚と比べれば可愛いもんだ。(裸族路線は同じだけど、写真じゃなくてイラストだもんね)
ただ悲しい哉、マンドゥ・ディアオの新譜が良かったなどと、2018年に生きる人々に話そうもんなら、大体のリアクションはこう。
「昔出た、1st良かったよね、黒いジャケのやつ!聴いてた聴いてたー!へ?まだやってんの??」
「Sheepdogだっけ?いぇいぇっいぇー!みたいな曲聴いてた聴いてた!へ?まだやってんの?」
栄枯盛衰、諸行無常。でもどうか、このアルバムに入ってるこの曲たちを聴いてみてほしいのだ!
All The Things
Good Times
どうだろう。思ってたよりロックンロールしてなかっただろうか?そう彼らは、死んでなかったのである。中心メンバーのグスタフが脱退しちゃったり、全編母国スウェーデン語で歌うアルバムを作ったり、全裸で尻だししてみたり、半裸で頭にハッパさしてみたり、だいぶ迷走した感のあるマンドゥだけど、今は違うのだ(たぶん)。10年前と違って、若さゆえの性急なビートでつんのめるだけのバンドじゃなくなったのだ。今の彼らにはソウルがあるのだ。
今年1月の渋谷クアトロの来日公演が本当に本当にカッコよくて最高で、それがこの激プッシュのキッカケ。(このあいだのサマソニのノエルまでは個人的には今年のベストライブだったくらい。比較対象はPains of Being Pure at Heart、Paul Weller、くるり、Phoenix、Jake Bugg、アジカン)
ライブ自体、お客さんは400人くらいだったと思う。間違いなく1,000人は入ってない。年明けの仕事始まりの月曜夜っていう日程も動員に影響したと思う。いや、そう思いたい。
最初革ジャンだったのに、すぐ裸。
ただ、あの夜、渋谷クアトロに集まった幸運な人達はみんな、今のマンドゥもめちゃくちゃカッコいい事を再認識したと思うし、だからこそ忘れずに激プッシュしようと思うのだ。
Shake
アンプラグドバージョンも。良い。