Sing Street / Soundtrack
★★★★☆ 80年代の空気をパッキングしたボーイミーツガール映画。サントラも良盤!
80年代、アイルランドのダブリンを舞台にした音楽映画「シング・ストリート」のサントラ。2016年リリース。監督のジョン・カーニーが作る音楽映画はどれもこれも良作だけど、これは無性にバンド組みたかった10代の頃を思い出させてくれる、なんとも甘酸っぱい映画。ヒロインが大人っぽくて夢見がちで、そのくせ自信なくした時はしゅんとしてむちゃくちゃ可愛い。こんなヒロイン、惚れない理由がない。
死ぬほど退屈そうな学校生活を送る主人公は、リア充的学生生活を送ろうと冴えない友人達とバンドを組む。モデルになることを夢見る先の大人っぽいヒロインに恋して有頂天になったり失恋したりしながら、成長していくティーンネージャーのお話。
デュランデュラン的な80年代の気持ち悪い化粧をしてみたり、キュアーみたいな曲を作ったりと、劇中もしっかり80年代マナーを抑えてる。スミス出てこないのと、ファクトリー系の音楽もノータッチなのが意外だった。監督の実体験をベースにしたストーリーらしいから、単純に趣味嗜好の問題か。
音楽映画お決まりの、ロックを主人公に教える大切な役回りは年の離れたお兄ちゃん。ちょいちょい良いこと言う。
肝心のサントラはDuran DuranとMoterheadはネタ枠として、ジャムとキュアー、ホール&オーツが良い味。それよりもオリジナル曲がどれもこれも良い。A Beautiful Seaなんて、もろキュアー!最後のアダム・レヴィーンの曲は蛇足。
#5 Up
なんとも瑞々しく初々しい。ウブな少年は恋するとこんな曲を書いてしまう。
#9 A Beautiful Sea
#12 Drive It Like You Stole It