シティボとインディロックのお部屋

90's以降のオルタナ、インディロック中心のレビューブログ。UKギターロック、グラスゴー、USインディ成分多め。

Yours To Keep / Albert Hammond Jr. (1st Album)

★★★★☆ あの頃のストロークス"らしさ"をジュリアンじゃなく、アルバートが体現したソロアルバム。

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The Strokes(ストロークス)のギタリスト、アルバートハモンド・ジュニアが2006年に発表したソロファースト・アルバム。アナログは2016年のレコードストアデイで初リリース。初期ストロークスが好きならまず間違いない。

 

本体のストロークスが音のブ厚いハードロック寄りのサードアルバムを出した後にリリースされたから、ソロはどんなもんかしらんと思ってたが2ndまでのストロークスの音がこのアルバムで鳴っていて安心したように記憶している。今も色褪せない、まとまりのよいアルバム。

丸っこい音が秀逸なメロディに乗っかる。あったかい休日のお昼にうたた寝しながら聴きたい。リラックス感の伝わる良作で、このアルバムからロック聴き始めたぜ!みたいな人はなかなか稀有だと思うが、できればロックを10年くらいで一通り聴いて、20代中盤くらいでこれを聴くとすごく味が伝わるアルバムじゃないかと思う。なぜなら穏やかな曲調の中にも色んなバンドの音が鳴ってるから。

ショーン・レノンがいろんな楽器でゲスト参加。ジャケットが何故かほのぼの絵本タッチなのは意図不明。(2nd以降もアートワークに統一感は全くなし)

ちなみにアルバートのソロアルバムは、これ以降も今のところ(4枚目)ハズレなし。

 

#2 In Transit

 

#6 101

 

#9 Holiday 

#10 Hard To Live In The City